🌿夏を健やかに迎えるためのアーユルヴェーダ的生活術
例年よりかなり早い梅雨明けがやってきそうですね。
今年も長い夏になりそうな気配です。
今回は、これから始まる夏を健やかに過ごすためのヒントをアーユルヴェーダ的な視点からご紹介します。

☀️アーユルヴェーダで見る「夏」とは?
アーユルヴェーダでは、自然界と人の体には「ドーシャ」と呼ばれる3つのエネルギー(ヴァータ・ピッタ・カパ)があると考えます。(ドーシャについてひとつ前のブログで取り上げているので、よければご覧くださいね)
夏は「ピッタ(火のエネルギー)」が増える季節。
ピッタが過剰になると、以下のような不調が出やすくなります。
- イライラ、怒りっぽくなる
- 肌トラブル(吹き出物・赤み)
- 胃腸の不調(食欲不振、胃もたれ)
- 睡眠の質の低下
これを整えるためには、「火を鎮める」涼やかな生活習慣を心がけることが大切です。
🍽️食養生:ピッタを鎮める食べものを
おすすめの食材:
・きゅうり、ゴーヤ、ズッキーニなどの夏野菜
・スイカ、メロンなど水分を含む果物
・ココナッツウォーター、ハーブティー(ミント、ローズ)
・バジル、シソなど香りの良い葉もの
控えたいもの:
・唐辛子やにんにくなどの辛味
・アルコールや発酵食品の摂りすぎ
・油っぽく重い食事
火を鎮める「甘味・苦味・渋味」を取り入れて、体の内側からクールダウンしましょう。
🧘♀️ヨガで整える:火のエネルギーを和らげるポーズ
夏のヨガは**「クールダウン」と「安定感」**がキーワード。
おすすめのポーズ:
・シャヴァーサナ(屍のポーズ)
・スプタ・バッダ・コーナーサナ(仰向けの合蹠のポーズ)
・チャイルドポーズ
太陽礼拝などの動きの多いフローは、朝の涼しい時間帯に。
夜は静かに呼吸を整えるリラクゼーションヨガを取り入れてみましょう。
🌸アロマ&セルフケアで夏を快適に
アロマでピッタを鎮める:
・ラベンダー (神経を鎮め、安眠を促す。皮膚トラブルにも効果的。)
・ペパーミント (体を冷やし、リフレッシュ効果あり。頭痛や消化不良にも効果的。)
・ベルガモット (リラックス作用があり、ストレスや不安を和らげる。消化促進効果も。)
・サンダルウッド (心を落ち着け、熱を冷ます。精神的ストレスや怒りを和らげる。皮膚を鎮静化。)
香りの力で心をリラックスさせるだけでなく、冷却・浄化の作用も期待できます。
ルームスプレーや、足湯、マッサージオイルなどに取り入れるのもおすすめ。
セルフケアのヒント:
・冷たいシャワーより、ぬるめのお風呂でゆるめる
・朝の軽いウォーキングで自然の空気を取り入れる
・スマホやPCの見すぎで「火」をためない
✨まとめ:夏も、心地よく整えて
夏はエネルギーが強く、活動的になれる季節。
けれど、無理をしすぎると「ピッタ」の炎が燃えすぎてしまいます。
アーユルヴェーダ的な知恵を少し取り入れるだけで、
心と体が整いやすくなり、夏がもっと心地よくなるはず🌿
ぜひ参考にしてみてください☺