2025.05.30
【パクチーが苦手な理由】科学でわかる「好き嫌い」の正体
先日レッスン前に、「〇〇というお店のランチではパクチー増量ができる」などのパクチー情報で盛り上がっていました☺
一方で「石けんみたい」「カメムシの匂いがする」と苦手な人も少なくありません。
なぜこんなにも好き嫌いが分かれるのでしょうか?
実はその理由、**遺伝子レベルの“体質”**にあるかもしれません。
今回は、パクチー嫌いの科学的な理由を紐解いていきます。

パクチー=石けんの味?それ、科学的に説明できます
「なんであの味が好きなの?」
「いや、逆にどうして嫌いなの?」
そんな会話をしたことがある方もいるはず。
この「好き・嫌い」の大きな差は、嗅覚に関係する遺伝子の違いが関わっているのです。
嗅覚遺伝子「OR6A2」がカギを握る
私たちの鼻の奥には、においをキャッチする“センサー”があります。
その働きをコントロールしているのが「嗅覚受容体」。
その遺伝子のひとつである「OR6A2(オーアール・シックス・エー・ツー)」は、パクチーの中に含まれるアルデヒド系の香り成分に強く反応する性質があります。
この遺伝子が敏感な人は…
- パクチーの香りを「カメムシ」のような不快な匂いや「石鹸」のような香りとして感じやすくなります。
一方、遺伝子があまり反応しない人は…
- パクチーを「さわやか」「食欲をそそる香り」と感じやすいのです。
つまり、パクチーが苦手かどうかは「鼻のセンサーと脳の解釈の違い」なんですね。
“好き嫌い”は、自分を知るヒント
パクチーが苦手な理由は、わがままでも偏食でもなく、自身の体と脳が持つ自然な性質。
そして、その感じ方はその時々の心身のバランスにも左右されます。
「私って、こういう味や香りが苦手だったんだな」
味や香りの好き嫌いも、そんな自己理解のひとつになりますね。
ちなみに…私のまわりのヨガインストラクターさんには、パクチー好きが多いように感じます。
(あくまで個人的な印象ですが☺)